松山市 T様邸
- 竣工年月/平成25年5月
- 家族構成/ご夫婦・お子様1人
- 工 法/ファースリフォーム(木造1階建て)
- [ 取材日:平成29年8月6日 ]
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家を建てようと思ったきっかけは何ですか?
ご主人:前の家が築34年で、外壁や屋根瓦などの傷みも気になっていたり、あちこち直さないといけないと常日頃から思っていたんです。
特に問題だったのが、冬の寒さでした。脱衣所は震えるように寒いので着替えもままならなく、浴室も寒いのでシャワーの湯気で暖めても、出るとまた寒いでしょ。温度差が大変でした。
夏もとても暑くて、エアコン3台をフル活動していました。
孫が遊びに来たときも寒い暑いとか言うので、何とかしたいとは思っていたんです。
うずくぼ工房をどのように知りましたか?
ご主人:ちょうど定年退職するタイミング(2012年)だったので、退職金の範囲でリフォームを考えていた2月のある日、たまたま犬の散歩をしていた時、うずくぼ工房さんの社屋の掲示板で、“冬も暖かく一年中快適な生活。”と書かれた砥部の住宅展示場(モデルハウス)の広告を見かけたので、すぐに行きました。
でも誰もいなくて中に入れなかったので電話でお願いしてみると、山本社長がすぐに来てくださったんです。
うずくぼ工房の住宅展示場(モデルハウス)を見学してみていかがでしたか?
ご主人:2月の寒い時期でさっきまで誰もいなかったのに、モデルハウスの中に入ってすぐ暖かいんですよ。そしてどの部屋も暖かい。妻が、冬暖かい家っていいよね、と言ったんです。
休憩しようと外にたばこを吸いに行こうとすると、山本社長がモデルハウス内での喫煙をすすめてくださったんです。驚いたことに全然臭わないんですよ。その時ファース工法の優れたことを実感できましたね。
その時に初めてファース工法を知ったんですが、内容を聞いて、いいなって思いました。
奥様:絨毯もないのにすごく暖かいのも魅力的でした。
他の住宅会社さんは見に行かなかったんですか?
ご主人:その後、色々なハウスメーカーさんのモデルハウスを見に行きました。新築の家を見ていると、やっぱり住み慣れた家に愛着があるので、今の家を残したいという思いが強くなって、リフォームの方がいいなと思ったんですよね。リフォームなら今の家の部材も活かして、思い出も残しながら経費節減もできると考えたんです。考えが固まってからは、見学に行っていませんね。
奥様:他の住宅会社さんでも、断熱などがファース工法に近いものもあったんですが、換気の仕組みが整っていなくて、たばこを吸う部屋には別に設備をつけるという話だったんです。ファース工法だと換気の仕組みが確立されているからそのようなこともないし、ほかのファース工法の利点もあわせて、うずくぼ工房さんを上回る住宅会社さんには出会えませんでした。
ご主人:見に行った住宅会社さんからその後営業もありましたけど、お断りしてからは来なくなったかな。
うずくぼ工房を選んだ決め手はなんですか?
奥様:ファース工法だよね。冬が暖かいから。
ご主人:冬の暖かさだね。夏の暑さよりも冬の暖かさが一番。
奥様:2月にモデルハウスを見に行ったことがとても印象に残っていて。ずっとそこにいたくなるくらい暖かかったから、外に出ると寒くてたまらなくて、家に帰ってストーブやコタツやエアコンまでつけて大変だったので、あんな家に住みたいなと強く思いました。
ご主人:外は木枯らしで寒いのに、ほんわかして居眠りしたくなるような心地よい暖かさでした。
それと、今まで建てた家を見学させてもらったり、契約前からキッチンの動線などというような細かい部分の相談ができたり、とても親身になって対応してくださるし、自宅近くの会社だったことも大きなポイントでした。
奥様:山本社長と私の出身地がたまたま同じだったのも、何かの縁かと思ったんです。
ご主人:あとファース工法は東日本大震災の時に強かったという話を聞いて、耐震性があるというのが頭にあったのも、理由のひとつです。
住宅会社の会社規模について何か思われましたか?
奥様:それは別に思わなかったよね。
ご主人:逆に規模のことは度外視しましたね。ハウスメーカーさんは全国にたくさんあって安心ではありますが、転勤もありますし、最終的には人ですよ。うずくぼ工房さんのような地元の会社ですと、働いてる皆さんの顔や仕事ぶり見えますから、信頼できますよね。
打ち合わせはどこでしましたか?
奥様:家に来たり、うずくぼ工房さんに行ったりですね。近いので。
ご主人:行ったり来たりです。
うずくぼ工房にどんな要望を出しましたか?
奥様:いくつか提案してくださったプランをベースに、細かい要望を伝えました。
ご主人:庇の長さや外まわりなどのイメージを伝えました。
特にこだわった点はありましたか?
奥様:水廻りですね。あと私は、室内に物が出ているのが嫌なんです。見学に行った時に理想の収納を見かけたので、絶対取り入れようと思いました。他にも洗濯機や冷蔵庫の場所など、細かいところにもこだわりたかったんです。
うずくぼ工房の提案はいかがでしたか?
ご主人:当初は全面リフォームにしようか、半分ファースにして半分ファースじゃないのにしようとも考えたんですが、いずれまたリフォームするなら、分けない方が将来的にいいですよという助言もあって、ファース工法の全面リフォームで気密性の高い家にしようかっていう結論になったんですよ。決まってからはトントン拍子でした。
奥様:担当の方が、細かいこだわりを理解してくださる方でしたので、打ち合わせもスムーズで、こちらが思っているようにしてくれましたね。
ご主人:冷蔵庫が見えにくい場所にあっても、動線が考えられているので使い勝手はいいです。
奥様:カウンター式のキッチンを希望したときには、メーカーのショールームに案内してくださったんです。実物を見ながら、キッチンとカウンターが一体化したちょうどいいものを選べましたね。
間取りはだいぶ変えましたか?
奥様:間取りはガラッと変わりました。柱と屋根だけ残して、取り払えるものは全部取り払いましたね。
普段はリビングととなりの和室の戸を開けると開放感がありますし、娘たちが泊まりに来たときは戸を閉めて個室にもできます。
ご主人:おかげでとても明るくなりました。縁側も大きく変えましたね。
カラーコーディネートなども考えましたか?
奥様:こげ茶っぽい感じがよくてまとめたんですが、思い通りに仕上がりました。
ただ、コストの面から杉の木を使ったので、掃除機がぶつかったりすると、木質が柔らかいので傷がついてしまうのが気がかりですが、雰囲気はいいですね。
打ち合わせは大変でしたか?楽しかったですか?
奥様:大変ではなかったですね。楽しみの方が大きかったです。
ご夫婦で意見が合わないことはありましたか?
奥様:家の中のことは私にまかせてくれていたので、主人には縁側と外まわりをお願いしました。
工事中はご覧になりましたか?
ご主人:休みの日に見に来ましたね。黙々と作業しているところを見たり、写真を撮ったりしました。
ここに来てくれた棟梁の手作業は丁寧で細かいんですよ。とてもいい仕事をしていました。
奥様:主人は木工所の息子なんですよ(笑)
ご主人:実家は家具屋で作業風景を見る機会はたくさんあったので、丁寧で質の高い作業というのは、見てわかるんですよね。
職人さんとお話はされましたか?
ご主人:はい。何人かは顔見知りになりました。
今でもおつきあいが続いていて、たまに寄ってくださることもありますよ。
奥様:みんな人柄のいい方ばかりです。
お住まいになって、気に入っている点はどんなところですか?
ご主人:一番はお風呂ですよ。冬の寒い日でも、脱衣所も寒くない、中に入っても暖かくて出た後も冷えないというのは、本当に快適なことですよね。前の家だと事前にエアコン暖房が欠かせませんでしたが、その必要もなくなりました。
お風呂だけではなく、年間を通じて同じ環境下で生活できるのも、大きなポイントですよね。前の家では、ギリギリまで寝て出勤していたんですけど、目覚めもよくなりましたね。
奥様:朝起きたばかりでも、温度が一定だから寒さを感じないんですよね。だからすぐ料理もできますし。
羽毛布団があれば毛布もいらないです。今まで着ていた分厚いパジャマだと汗をかいて寝られないから、薄いパジャマでいいんです。
ご主人:あとモデルハウスで体感したように、空気が循環してるから、換気扇をつけなくてもたばこの臭いはなくなりますよ。でもやっぱりちょっと抵抗があるので、縁側で吸うようになりました。
奥様:縁側はよかったね。軒も長くしてもらってね。
ご主人:前の家は洗濯物干しのベランダはあったんですけど、庇を長くしてもらったので、夏場に直射日光が差し込まないようになったんです。庭いじりをして汗をかいても腰かけて休んだり、ちょくちょく友人が来るんですけど、部屋に入らないで縁側でコーヒー飲みながら話したり、気兼ねなくたばこを吸ったり、とても使い勝手がよくなりました。
奥様:リビングの開放感もいいですね。梁がむき出しになった天井が高い家は、私の憧れでした。もともとあった梁を活かすことができたんです。
ご主人:引っ越し当初はありとあらゆるところに感銘を受けたのに、慣れてきたらありがたさが薄れて、この環境を当たり前に思ってしまうんですよね。
逆に、もう少しこうした方がよかった点はありますか?
奥様:あまりないですが、気密性が高すぎるので音が響くのが気になりました。
ご主人:私は音に関しては、全然問題ありません。家の中の一部で、ちょっと暗いところがあったのが気になります。
奥様:スポットライトがあったらいいなと感じる場所はありました。
ご主人:あと他は気にならないということは、ありがたいことですよね。
冬期間の光熱費はどうですか?
奥様:以前は冬場の光熱費が恐ろしいほどかかっていました。灯油にガスに電気に、多いときで4万円くらいでした。今は快適性が大幅にアップしたのに光熱費は半分ほど、太陽光発電で売電もしているから、より負担の軽減が実感できています。
何か心配なことや不安なことはありませんでしたか?
ご主人:建てる前はなかったけど、機器の寿命が心配ですね。快適性が続くうちは全く気になりませんが、老朽化によっていずれ一新しないといけない場合に備えて、光熱費が低減した分を貯金したり、売電の収入を充てたり、費用の工面を考えておかないといけないですよね。
だけどそれを遥かに超える快適さがありますから。光熱費や売電はプラスαだよね、という意識でいようと思います。
うずくぼ工房のアフターメンテナンスはいかがですか?
奥様:住み始めて8ヶ月ほど経った冬の時期、急に寒くなって気になっていたもののそのまま過ごしていたんです。ある時うずくぼ工房さんに連絡すると、疑問を感じた時はすぐに頼ってくださいと言われました。
エアコンから室外機までの距離が長くてガスが抜けていたのが原因でエアコンの効きが悪くなっていたので、ガスを入れてもらって解決しました。
つい最近も同じトラブルに見舞われてしまったんですが、すぐに対応してたうえ、少しでも早く室内を冷やすために機械を持ってきてくれたりしました。
ご主人:ほかにもちょっと直してもらいたいなと思う時に、山本社長に電話して頼んだら対応が早いんです。近いので、他のところの作業が終わった後にサッと来てくれたりとか。
奥様:玄関の電球を取り寄せて交換するとか、網戸が壊れたというような細かいこともすぐ対応してもらえています。
建てたら建てっぱなしっていう住宅会社さんも多いと聞きますが、うずくぼ工房さんはそのようなことがないので、ありがたいですね。
お友達や家に来られた方の評判はいかがですか?
ご主人:いいねって言われます。
奥様:でも説明をしない限り、何で暖かいか涼しいかっていうのには特に着目してもらえないようです。
ご主人:ファース工法の仕組みについて説明をすると、興味を示した人はいましたよ。
今後、うずくぼ工房に期待することはありますか?
ご主人:親切で丁寧で対応が早いので、変わらずにいてほしいです。
朝も早くからきてくれたりして、山本社長は休みないと思います。すごいですよね
奥様:古民家再生とかすごいこともされているので、もっと広く知ってもらえたらと思いますね。
うずくぼ工房に、もう少しこうした方がいいと思ったところはありますか?
ご主人:自宅の近くにもかかわらず、犬の散歩中にたまたま掲示板を見かけるまで、うずくぼ工房さんのことを全く知らなかったんですよ。
奥様:私は製材所だと思っていたんですよ。
ご主人:掲示板を見たのをきっかけに、ホームページを検索してどんな家を建てているかがわかったけど、雑誌なんかに載っていても関心持って見ないと気づかないし、テレビで宣伝しているわけでもないので、うずくぼ工房さんを知るきっかけが少ないかなと思います。
奥様:うずくぼ工房さんが犬の散歩コースになかったら全然知らなかったね。
ご主人:もうちょっと上手な宣伝をされたら広がる可能性はありますよね。
これから家づくりされる方にアドバイスをお願いします。
奥様:ファース工法の性能は非常に優れています。
ご主人:私はファース工法にして本当によかったと思っています。
リフォームや新築にどこまで費用をかけるか、日々の快適性や光熱費、メンテナンスを含めたトータルコストをどう考えるのかは、人それぞれですよね。
リフォームや新築をされる予定の方は、実際にうずくぼ工房さんの住宅展示場(モデルハウス)に足を運んだ方がいいと思います。
カタログやホームページなどでは、大手の方がよく見えます。私たちは実際に住宅展示場(モデルハウス)を見ながら細やかに説明をしてもらったので、住宅機能も体感できましたし、明確なイメージをつかむことができましたよ。
お住まいは満足されていますか?
ご主人:使い勝手が良くて、満足ですよ。
最初はよその家に来ているみたいでしたが、4年かかって最近慣れてきて(笑)
やっと自分のものになった気がします。
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